アレテイア帝国近辺地図



確定している都市名が記入されています。
◎は国の首都。○は10万人以上の人口を抱える都市です。
黒い点線は国境、赤い線は街道、青い線は河です。
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アレテイア帝国

大陸の中央より西よりにある世界最大の帝国です。800年ほど前に建国し、その版図を広げ続けてきました。領地が広いため、どのような土地とは一言で言えませんが、比較的温暖な土地が多く、深い森よりも草原や人が開墾した土地の方が多いようです。20年ほど前に皇帝がめまぐるしく代わった時期がありましたが、今はユスティニアス帝の元で安定しています。政治形態は官僚制に近く、貴族はほとんどが帝都で役人をして給料をもらうという生活を送っています。領地のある貴族はまた別で、彼らは、税金といざというときに兵力を提供します。

帝都フォロ・アレス
アレテイア帝国皇帝の居住する都です。海に面し、東西街道の西の出発地であるため、世界中のものと人種が集まります。高い城壁で囲まれていて、土地が限られるため、貴族の住居でも広い土地はあまり取れず、3階建て以上の建物がほとんどです。乾いた気候で、少々暑いため、風通しの良い建てかたをします。また、ドーム屋根や尖塔が大きな建築物の場合好まれています。
ミュトス
東西を結ぶ海路の要の町です。近くに竜の遺跡ウィデスが存在し、冒険者の多い土地柄でもあります。5人の執政官(貴族です)が合議制で治めています。北のトリスケリオンとは川で結ばれています。
竜の遺跡ウィデス
発見されている中では最大級の遺跡になります。地中に埋もれていたのが、滝によって削り出され発見されました。まだ、大部分は地中に埋もれていると考えられています。
トリスケリオン
トリスケリオン湖と同じ名前をもつ東西街道の北回り街道と南回り街道の合流点です。皇帝の直轄地で、代官が派遣されています。


聖都アルソフィア

北の山脈の中腹にある学問の中心地です。がけにそってへばりつくように建っています。冬の寒さは厳しいのですが、有力な神殿のほとんどがここに総本山があるので参拝者が絶えません。また、「知恵の塔」と呼ばれる魔術師たちの学問所があります。世界最大の図書館が知恵の塔の中にあります。神殿の荘園からの収益と、参拝者相手の宿で成り立っている町です。アレテイア帝国領ですが、その性格上自治領同然で、神殿の長たちと「知恵の塔」の長による合議制です。
・アルソフィアの合同評議会
  各神殿から二人づつ、一人は神殿から推薦、一人は皇帝から推薦。合計十六名。
  (ディアンの神殿からもちゃんと二名選出されます。)
  知恵の塔の長と、補佐2名。合計三名
  陽天位と呼ばれる賢者たちの長

ウィルフ候国

アルソフィアに程近い、一都市しかない小さな国です。国王はアレテイアの侯爵位を持っているため、帝国の庇護の下候国として成り立っています。現国王ルスラントは特にそれを不満としているわけではないので、表面上問題はありません。初期のころ、もっとアレテイアがこの国を直接的に支配していた時代は、この国で金が取れた関係で、アレテイア帝国の貨幣を発行していました。今は金は取れず、鋳造もしていませんが、その時代にアレテイアの貨幣が確立したので、「ウィルフのグリド」はもっとも信頼出来る貨幣とされています。(金が少なくなってもしばらくは帝国がバックについて価値を落とさせなかったためです。)

エアリーク公国

アレテイア帝国の西にある国です。国王はユスティニアス帝の異父妹にあたるカティリナ女公爵です。彼女の夫のルーク・ボゥ・ラースは武人として優秀な人間で、現在アレテイアの主戦力といえば、この国の軍隊となります。

イリア王国

建国30年ほどの若い王国です。建国王サーティエは引退しましたが、後を継いだメイスルも優秀な王で、特に問題は抱えていません。外敵に関しても、先代のアレテイア皇帝と結んだ同盟関係が生きていて、安定しています。麦作、羊の放牧が盛んで、鉱山からは少量の宝石類(コランダム(サファイア)が主です)と鉄が出ます。何よりも、東西街道の中継点にあることを強みにした、交易が盛んです。
シャール
イリアの首都です。東西街道の北回り、南回り行路の合流点として栄えています。三方を がけに囲まれ、北に最も高いがけがあるため冬の寒さは他の地域に比べ和らいでいます。 水が豊富で、街の中を縦横無尽に水路が走っています。

シャイラース王国

東西街道の南回り行路に面する国です。養蚕が盛んで絹を輸出しています。それに付随して染色も盛んです。10年ほど前に内乱が起き、放逐された王子アムルサナが異母弟を滅ぼして王位に就きました。アムルサナ王は王宮内の敵に関しては厳しく、恐れられていますが、民衆に対しては寛大な政治を行い人気は上々です。

クリュセ

樹海のほとりにある都市です。気候は非常に寒く夏が短いため農業には向きませんが、この地で魔石がとれるため街として成り立っています。

クスタナ

銀の砂漠の中にある砂漠の民のオアシス国家です。砂漠の真中にもかかわらず大量に水が湧き、 銀砂を採集するのにも便利な場所にあるため、常に他国から狙われている場所でもあります。